花と咲いて散るよりも

 花と咲いて
   散るよりも
 華を咲かせる
   土となれ

 東京アメリカンクラブ(東京都港区麻布台2-1-2)から東京メトロ・日比谷線神谷町駅に向かい始めて、大通り(外苑東通り)に出るまでの暗がりにどっしりした瓦屋根が目に入った。「日蓮宗廣栄山一乗寺」(麻布台2-3-22)。入口脇の掲示板に書きしたためられたのが上の一句。

 一乗寺の前はロシア大使館(麻布台2-1-1)である。ロシアとアメリカが同居。市場経済の今ならともかく、冷戦の時代からずっとお隣さんだったのかしら。時代を先取りしていたのかもしれないな・・・。

 こんな思いが胸に浮かんだ。そして、そのまま、歩き出して、ふと右側を見やると、オレンジ色に染まった東京タワーが目の前の近さで突き刺さっていた。少し、不思議な気持ちを味わった4月15日(金)の夜だった。

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