区公募債「豊島ふれあい債」

 もう募集期間が過ぎて恐縮だが、たまたま行った東京都豊島区の保険所で第2回区民参加型の区公募債「豊島ふれあい債」募集パンフレットが目に止まった。「あなたの資金を豊島区のまちづくりに活かします」との趣旨で発行される債券で、今回調達された資金は、新しい豊島清掃事務所(池袋本町1丁目)の建設に充当される。

 償還方法:5年満期一括償還
 発行日:平成17年2月25日(金)
 利払日:毎年8月、2月の各25日
 償還日:平成22年2月25日
 ご購入できる方:豊島区にお住まいの個人の方
 発行額:5億円
 発行・償還価格:額面100円につき100円
 購入限度額:お1人様300万円まで
 利率:平成17年2月7日発表 

 取り扱い金融機関: みずほ銀行
              巣鴨信用銀行
              東京信用金庫
              みずほインベスターズ証券
              岡三証券

 地方自治体の財政が困窮しているのはご承知の通り。どの県、市、町も遣り繰りに大変だ。そこで最近はやりなのがこの「公共債」だ。債券を発行して、地元住民から資金を吸い上げ、それで必要資金を調達しようとの試みだ。

 国はとっくに個人向け国債を出して、国民の懐を当てにしているが、地方自治体もこの分野に乗り出してきている。民間企業発行の債券と自治体発行の債券が市場でぶつかる事態も今後は予想される。「公共債」市場は今後、急拡大することが確実だが、国挙げて、借金地獄に陥っている事実は不気味である。 

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