小網町・喜代川

 ある会合で東京・日本橋小網町のうなぎ屋「喜代川」に行った。1874(明治7)年創業の老舗で、うなぎ好きにはたまらない店だ。ビルの谷間にひっそりと佇む数奇屋造りの一軒家。へえ、こんなところに、こんな店がという風情がいい。

 「小網町の喜代川」は渡辺淳一の小説「化身」にも出てくることで有名だ。今回は確認できなかったが、確か階段の壁に、それに関連した短冊か何かが掛けられいたのを思い出す。「最近でもときどき、来られますよ」とか。

 精力付けるにはうなぎは格好の食べ物。精力は欲しいが、カロリーは控えたい。そんなアンビバレンツに直面してかなり経つ。今年の「土用の丑の日」は7月28日(木)。それにしても、最近、「ひつまぶし」なるものが東京でも浸透し、食欲を刺激する。食欲には性欲も勝てない。

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