松岡美術館「フランス近代絵画展」

松岡美術館(東京都港区白金台5-12-6)をご存知か。戦後、不動産や冷凍倉庫、ホテル業などで財を成した故松岡清次郎翁(1894-1989)が収集したコレクションを一般に公開するため1975年に新橋の自社ビル内に開設した美術館。2000年4月、私邸跡地の現在地に独立した美術館を建設し、移転再開した。

 松岡氏のコレクションは初期の書画骨董から古代エジプト、ギリシャ、ローマの古美術はもとより、ガンダーラ・インド彫刻、中国陶磁、さらにはフランス印象派絵画と実に多岐にわたっている。1階でヘンリー・ムア、エミリオ・グレコの現代彫刻やガンダーラ・インド彫刻などを常設展示し、2階で企画展「フランス近代絵画展~印象派からエコール・ド・パリ~」を開催していた。同企画展は9月4日(日)で終了し、9月10日からは古伊万里展(12月24日まで)。

▼キスリング
 ・グレシー城の庭園
 ・プロヴァンスの少女
 ・シルヴィー嬢
▼シャガール
 ・青い鳥
 ・婚約者
 ・パリ賛歌
 ・画家と女
▼藤田つぐ治
 ・聖誕
 ・2人の子供と鳥籠
 ・横を向いて立っている裸婦
▼モディリアーニ
 ・若い女の胸像
▼ローランサン
 ・帽子をかぶった少女
 ・若い女
▼ユトリロ
 ・サン=ベルナール(アン県)の教会
 ・オルテーズのサン=ピエール教会
 ・モンマルトルのキュスティーヌ通り
 ・モンマルトルの迷路
▼ヴラマンク
 ・港のヨット
 ・嵐の前の風車
 ・スノンシュ森の落日
 ・カッシスの港
         
 以上は一部で、ほかにモネ、ピサロ、ルノワール、シスレー、ギョマン、モレなど。緑豊かで閑静な住宅街に位置し、落ち着いた雰囲気の美術館。外苑西通り(プラチナ通り)にはおしゃれなブティックやしゃれたカフェ、レストランなどが点在しており、美術鑑賞とセットでたっぷり楽しめますよ。

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