9月26-27日に中国デリバティブフォーラム

 シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)、上海先物取引所(SHFE)、上海証券取引所(SSE)は9月26、27の両日、上海市で中国デリバティブフォーラムを開催する。同フォーラムには各取引所の首脳が参加し、中国のデリバティブ市場に関して意見交換を行う。主として通貨先物について議論を戦わせる場になりそうだ。

 中国の先物市場はSHFE、鄭州、大連の3カ所に集約されたが、コモディティーが主体で、通貨先物など金融商品は未発達。人民元が米ドルに固定されていたことから、当然と言えば当然だが、先に管理制の下とはいえ、人民元の切り上げに踏み切ったことで、変動相場制に向けた一歩を踏み出したばかり。

 CMEやシカゴ商品取引所(CBOT)、さらにはニューヨーク商業取引所(NYMEX)など米先物取引所の中国接近が顕著だ。もちろん、日本も頑張ってはいるものの、徐々にプレゼンスが低下してきているように感じる。とにかく、変化が激しい。そのスピードに乗れないと、落伍するしかないのかもしれない。

 

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