スパチャンポン

 このところ凝っている食べ物が「スパチャンポン」。その名の如く、スパゲッティとチャンポンの融合物である。チャンポンのスープに麺がいわゆるチャンポンの麺ではなく、スパゲッティの麺が入っている食べ物だ。

 チャンポンは魚介類スープが定番だが、私の食するスパチャンポンは魚介類というよりも、豚肉が入っている。野菜はキャベツとネギ。スープがまた、何とも言えないいい味を出しているのだ。

 別の小皿で出てくるのが紅ショウガ。牛丼屋に欠かせない紅ショウガだ。これを口に入れながら、スパゲッティを咀嚼しつつ、スープをすする。何でだか分からないが、スパチャンポンと一緒に黒ビールの小瓶を注文する。アサヒの黒ビール。ギネスと違って甘ったるいのがまた何とも言えない。

 チャンポンを食べるなら、長崎飯店(虎ノ門)か思案橋(銀座)。この2つしか今のところ知らない。告白すれば、チャンポンなんて食べ物を知ったのはここ10年くらい。食べ物には極めて保守的だ。しかし、いったん味を覚えると、とことん極めたくなる口ではある。

 「スパチャンポン」を見つけたのは最近通い始めたスポーツクラブの食堂。人が食べているのを見て、試してみたのが今では病みつきだ。適度の運動をした後、疲れた身体を休めながら、「スパチャンポン」を食し、黒ビールを飲むのはまさに至福のときだ。幸せ、幸せ、幸せ・・・・・

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