「全国障害者スポーツ大会」リハーサル大会

 全国障害者スポーツ大会のリハーサル大会が5月28日(日)、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場(神戸市須磨区緑台)で開催され、開会式に出席した。本大会は10月14、15、16日に開かれる。今年で第6回目だ。兵庫県の県花「のじぎく」を冠して、「のじぎく兵庫大会」。開会式のリハーサルと同時に、この日から予選競技も始まった。

 スポーツを通じて人々の障害に対する理解を深め、障害者の社会参加に寄与することを目的に開催される全国的な祭典だ。2001年までは全国身体障害者スポーツ大会と全国知的障害者スポーツ大会が別々に行われていたが、02年から統合された。

 この日のリハーサルの参加選手は個人競技、団体競技を含め合計2450人。大変な数だ。それよりも頭の下がったのはたくさんのボランティアの存在だ。彼らの活動なくして、大会の運営は成り立たない。

 会場での案内、誘導、介助、環境美化などを受け持つおもてなしボランティア、聴覚障害者のため手話を行う情報支援ボランティア、選手団と行動を共にする同行ボランティア、競技運営のサポートを行う競技補助員などだ。

 「共に生きる社会を実感できる県民が支える大会」「心のこもった温かな大会」と同時に、のじぎく兵庫大会が目指すのは「震災復興への支援を感謝する喜びと感動の大会」。阪神・淡路大震災から何とか立ち直れたのも全国から寄せられた支援があったなればこそ。それへの感謝の意を表する大会にしたいとの気持ちが込められている。

 「のじぎく兵庫大会」の直前には同じ会場で「第61回国民体育大会」(9月30日-10月10日)が開催される。こちらは昨年まで、夏季と秋季が別々に行われていたが、今年から同時開催になった。大会関係者は大変だ。

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神戸日誌

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