大賀ハス

 

「このハスは、元東京農工大教授の故大賀一郎氏(理学博士)が、昭和26年(1951年)に千葉県検見川下流域の泥炭層の下の青泥中地下約7mよりハスの実3粒を発掘。その1粒が発芽成長したもので、博士に因んで「大賀ハス」と呼ばれています。

この3粒を放射性炭素で年代測定した結果、3075年±184年と推定されています。この大賀ハスを昭和32年に鳥取県林業試験場が大賀博士から譲り受け、さらに昭和47年に鳥取農業試験場に移して保護管理してきたものです。

姫路市では平成5年(1993年)、同6年(1994年)の両年にわたって、鳥取農業試験場より、この地下茎を譲り受けて育成管理しているものです」(案内ボード)

好古園の苗の庭で見付けたのが「大賀ハス」。世界最古のハスとして話題を集めたハスだ。何せ3000年前の生命を引き継いでいるのである。生命の不思議を見る思いではないか。ハスの花は朝開いて、午後は閉じるそうである。見たのは午後も2時ごろだった。

 

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