大阪湾海上総合訓練

 第五管区海上保安本部(JCG=JAPAN COAST GUARD)が実施している「大阪湾海上総合訓練」を見た。神戸港中突堤に着岸中のヘリコプター搭載型巡視船「せっつ」(総トン数3100トン)に乗船、船上から観覧する趣向だ。

 淡路島沖の訓練海域まで1時間弱。集合した巡視船は13隻。午後2時から、航空機やヘリコプター2機も参加し、海上パレードや漂流者救助、火災消火訓練を実施。さらには治安維持の目的で、テロ容疑船補足訓練も展開するなど盛りだくさん。1時間にわたって見物し、午後4時帰港。

 なかなか見られない訓練が目前で繰り広げられ、臨場感たっぷり。「せっつ」には一般から公募した子供たちや海洋ファンなど1000人が乗船。映画「海猿」人気で、海上保安大学校への志願者も急増しているとか。

 もう30年以上も前、横浜から旧ソ連のナホトカまで、1日半かけて、「ハバロフスク号」(4500トン)に乗った。外海は結構荒れ、最初の夜は船酔いで、起き上がれなかったことを改めて思い出した。内海で、しかも訓練。これが外海で、実戦だと様相は一変するのだろう。

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