進水式ラッシュ

 神戸の造船所では新造船の進水ラッシュだ。毎月1船の割合で進水している。シリーズ単位で受注したものが順次完成し、次々と進水しているからだ。進水式を終えた直後はまだ”カラ船”。エンジンも未搭載だし、船室も出来上がっていない。とにかく、海に浮かばせるだけ。

 8月22日、三菱重工業神戸造船所第3船台で進水したのは台湾のEVERGREEN INTERNATIONAL社のコンテナ輸送船「EVER STEADY」号。全長300m、総トン数は7万4700トン。10隻シリーズの第6船。同造船所で建造できる最大の船だ。建造番号:第1271番船。

 5月15日に起工、3ヵ月後に進水だから、驚くべき短い工期だ。12月下旬には竣工の運びとなる。5月には第5船が進水済み。7月4日にはほぼ隣接する川崎造船神戸工場でばら積み運搬船の進水式にも参加したから、これで神戸にきて3度目。船がスルスルと進水するタイミングで演奏されるのがなぜだか日本の「軍艦マーチ」。商船でも軍艦マーチとはいかなるものか。

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