西村元三朗回顧展

 小磯良平の弟子の1人、西村元三朗氏(1917-2002)の回顧展が10月14日から神戸市立小磯記念美術館(神戸市東灘区向洋町中5-7)で開幕した。2007年1月14日まで。

 西村は神戸市に生まれ、神戸市で活躍した画家。小磯良平に25歳から師事。初期は叙情的な風景画を描いていたが、シュールレアリスム的風景に進み、やがて建築や帆船、橋などの巨大建築物からイメージを得た、多数の量塊が複雑に絡み合う構築的な絵画に移行。正直、私には分からない。

 好奇心もあって、13日に行われたオープニングセレモニーに参加した。主催者を代表して神戸市の教育長や館長氏、神戸新聞社の地域活動局長氏のあいさつなどに耳を傾けた。故人の夫人も姿を見せていた。

 文化人や芸術家など故人とつながりのあった人たちばかりの中で、ちょっと変な気分だったが、普段では話をすることもないであろう人たちとつかの間の会話を交わす収穫もあった。とにかく、時間の許す限り、こうした異業種会合には出てみるのも面白い。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.