クラウンプラザ神戸

 神戸にとって「オリエンタルホテル」というのは格別の意味を持つらしい。新神戸オリエンタル、西神オリエンタル、神戸メリケンパークオリエンタル、六甲オリエンタルホテルなど。かつてはダイエーなど国内資本のホテルだったが、今は外資系が多いようだ。

 このうち、神戸の象徴ともいうべき「新神戸オリエンタルホテル」が12月15日をもって「クラウンプラザ神戸」に改称した。先に全日本空輸(ANA)と英インターコンチネンタル・ホテルグループ(IHG)が資本提携して「IHG・ANAホテルズグループジャパン」を設立したことを受けた動きのようだ。

 IHGは「インターコンチネンタル」と「クラウンプラザ」の2つのブランドを持っており、東京全日空ホテルについては「ANAインターコンチネンタル」、新神戸については「クラウンプラザ神戸」などにリブランディング(再ブランド化)するという。よく分からないが、経営戦略なのだろう。

 いずれにしても、名前を変えるというのは大変なことだ。長く親しまれただけになおさらだろう。15日午前11時30分からホテル正面玄関前でテープカットセレモニーが行われた。テープカットの次に行われたのが「シャンパンサーベル」。

 シャンパンの蓋をサーベルで開ける演出。その昔、「フランスの海軍が航海の無事と戦いの勝利を願って、サーベルでシャンパンの首の部分を切り落とし、武運を祈った。」というのが由来だそうだ。めでたい席での縁起かつぎに行われる。この目で見たのは初めてだった。


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