城崎温泉素泊まり行
城崎は 温泉だけとちがうで
山も 川もあるし 海も近くにある
きれいな空気と 水がある
おいしいもんが よおけあるでぇ
温泉つかって ゆっくりしなったら
おいしいもん食べて 楽しいお酒飲んで
ええおもいで よおけつくてぇな
ゆっくりしたあなったら また来でぇなあ
山も 川もあるし 海も近くにある
きれいな空気と 水がある
おいしいもんが よおけあるでぇ
温泉つかって ゆっくりしなったら
おいしいもん食べて 楽しいお酒飲んで
ええおもいで よおけつくてぇな
ゆっくりしたあなったら また来でぇなあ
郷里で用を済ませた後、さてどうしたもんかと考えたら、急にほんまもんの温泉に浸かりたくなって、城崎温泉に向かった。車で150キロほど。着いたら夜も7時を回っていた。お湯に浸かって、そのまま神戸に戻ろうと思ったものの、それも面倒くさくなって、目についた旅館に飛び込んだ。
素泊まり6300円なり。他にプラス入湯税。外湯の切符はもらえるし、駐車場もただだから、ちょいの素泊まりなら、十分。廊下を歩くとみしみし音のする老朽旅館だし、トイレや内風呂も共有だが、8畳の和室を1人で占有。ぜいたくな気分だ。
7つある外湯の中でも1番人気の「一の湯」と2番人気の「御所湯」に入った。前者は洞穴風呂、後者は最も新しく、露天のある風情豊かなお風呂だった。御所湯近くの「とみや」で赤イカとアジの造りを食べながら、赤霧島のロックを飲む。1人ではもったいない。
旅館の外は温泉街の狭い道。ゆかた姿で下駄の音をカランコロンさせながらそぞろ歩きを楽しむ泊り客が絶えない。温泉場は夜の風情に勝るものはないが、朝はまた別の顔を見せていた。