兵庫県商工会連合会総会

 商工会議所の構成員の大部分は中小企業だとしても大企業も顔を連ねる組織。それに対し、商工会は零細企業や商店主たちの集まり。肉屋や八百屋の親父の団体である。それ故、神戸市には商工会は存在しない。

 神戸商工会議所の会頭は神戸製鋼所と川崎重工業が交互に出すのが不文律。無報酬だし、事務局の要員も出さなければならないため、財政的にゆとりのある大企業でなければ、とても務まらないのが実態だ。現在の水越浩二会頭は神戸製鋼の会長だ。

 でもコミュニティーへの密着度からすれば、商工会のほうが圧倒的に地元密着である。商店街の底力は大変なものである。兵庫県商工会連合会の第46回通常総会が30日、クラウンプラザ神戸で開催された。3期9年会長を務めた土谷正男会長が交代し、木南岩男氏(たつの市商工会会長)が新会長に選ばれた。

 「地域の振興は商工会から」が合言葉だ。

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