国内ガソリン店頭価格、8月は最高値へ

 原油価格の国際的な高騰を受けて、日本国内のガソリン価格も上昇している。石油元売り各社はこのほど、8月出荷分卸価格を1リットル当たり3.5円~5円引き上げる方針を決めた結果、レギュラーガソリン店頭価格は昨年9月に記録したこれまでの最高値144.1円を上回るのは確実な情勢となった。

 ジャパンエナジーが前月比3.5円、昭和シェルは5円引き上げる。他の元売り各社も追随の見通しだ。給油所間の競争もあって、卸価格の引き上げが即店頭価格に反映されるわけではないものの、今回の引き上げ幅は大きく、全額とは言わないまでも、かなりの部分が転嫁されるのは不可避だ。

 原油価格高騰の恩恵をフルに受けているのが石油メジャー。相場高騰が寄与し、2007年第2・四半期(4-6月)の純利益は高水準だった。米エクソン・モービルが前年同期比1%減ながら102億6000万ドル(約1兆2300億円)とトップ。シェルは18.3%増の86億6700万ドル(約1兆0400億円)、BPは1.5%増の73億7600万ドル(約8900億円)を確保した。

 主力の生産・探査部門の利益は落ち込んだものの、相場高騰で精製・販売部門が好調を持続した。笑いが止まらないようである。

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