旧阪急西宮球場跡地


 『蝶々夫人』鑑賞まで少し時間があったので、会場の兵庫県立芸術文化センター(兵庫県西宮市高松町)近くをうろついていたら、阪急電車の線路を挟んだ向こう側に商業施設らしいビルが建設中だった。昔、阪急西宮球場があった場所で、球場は閉鎖・解体され、今は新商業ビルの建設が急ピッチで進んでいる。

 近くに行って掲示板を見ると、阪急百貨店を中核店舗とし、専門店やシネマコンプレックスが入るという。地上4階建て。阪神・淡路大震災(1995年1月17日)まではすぐ前におじさんの家があった。子供のころ、泊りがけで野球観戦したことを思い出す。

 思い出の場所がなくなるというのはやはり寂しい。新しい施設で新しい思い出が作られるのだろうが、思い出の主人公は代わっている。世の中は動いている。人も動いている。

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