聖路加国際病院

 最近では高齢の日野原重明理事長の精力的な活動で有名になったのが聖路加国際病院。St Luke’s International Hospital。築地本願寺の裏手に位置する。仏教寺院のすずそばに、キリスト教病院が並存しているのは極めて日本的な状況だ。名前だけは知っていたが、実際に聖路加病院をこの目で見たのは初めてだった。

 中央区明石町。銀座の裏側の築地のさらに裏手に位置しているので、東京に長く住んでいても、用でもなければなかなか行かない場所だ。隅田川が流れており、閑静な場所。

 病院は1902年(明治35年)、米国聖公会の宣教医師であるルドルフ・トイスラー博士によって創設された。同博士は25歳で来日、診療所を開設し病院に発展させた。戦後は米軍病院として11年間接収され、その間は近隣の建物で診療を継続したという。創立以来の目標は、キリスト教精神の下に、患者中心の医療と看護を行うこと。

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