『THE WORLD IS FLAT』

 トーマス・フリードマン著『THE WORLD IS FLAT』(ペンギンブック)。3年前に刊行された本で、邦訳は『フラット化する世界』(日本経済新聞社)。さまざまな技術革新が世界での経済競争の土俵を平らにしてしまったこと、それによってこれまでよりはるかに多くの世界の人々が競争に参入し、豊かになったことを明らかにしている。
 
 とにかく、インタビューを中心に具体例に満ちており、日本人とは違った発想で話を展開していくので読んでいて楽しい。朝の通勤時間を利用して昨年10月から読み始め、今年4月16日にようやく読了した。何と6カ月もかかった。本文639ページ。ボリュームたっぷりである。

 やっと読み終えたと思ったら、日本の書店の店頭には同じ著者の最新刊『グリーン革命』(上・下、日本経済新聞社)が並んでいた。昨年11月、ニューヨークのJFK空港の書店で買った『Hot,Flat,and Crowded』の訳書だ。こちらはハードカバーで本文421ページ。読了するまでたっぷり時間がかかることだろう

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