プリンター

愛用していたプリンターが紙詰まりの結果、ものすごい異音を発した末、ついにダウン。メーカーのエプソンに電話で対応を問い合わせると、「お使いの機種はサポート期間も終わって、部品も生産を中止。新機種に買い替えてもらうしかありません」とすげない返事。

 5年ほど前に買った機種だが、印刷する分には重宝していた。それが交換用インクを買った翌々日にトラブルに。仕方なく、量販店に出掛け、購入を決めたのがこの「HP Photosmart Premium C309G」。オールブラック。価格は2万円台。

 プリンターを買いに行ったのだが、スキャナーやコピー機能も付いている複合機。今やこれが普通だという。トレンドのワイヤレス機だ。むしろ機能がありすぎて、しっかり使いこなせるかどうかのほうが心配だ。

 つい何年か前までは部屋の中や廊下をいろんなコードがとぐろを巻き、気になって仕方がなかった。それなのに、今はパソコンはもちろん、プリンターまでもワイヤレス。何でもかんでもワイヤレスである。

 便利さの背後には何があるのか。自宅の周りにいろんな電波が飛んでいる。暗号化されているとはいえ、特定の意図を持った向きがその気になれば、ハッキングするのも難しくないのではないか。便利さの裏には、見たくない不気味さがあるのだろう。

 無線ランの設定にはやはり手間取った。線を繋がないのに、インターネットに接続できること自体が理解できない。理解できなくても、電子機器の便利さを享受するのに問題はない。どこもかしこもブラックボックスばかり。クルマもPCもプリンターも進化している。進化しないのは人間だけか。

 

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