夕焼けと月

 17(土)-18(日)-19(海の日祝日)と3連休。九州・中国地方を襲ったすさまじい豪雨も何とか収まり、梅雨も明けていよいよ夏本番。とにかく暑い。暑くなければ夏ではないと強がっても、暑いものは暑い。

 せっかくだからと中日の18日、クルマで向かったのが静岡県富士宮市。今やB級グルメの旗頭にのし上がった「富士宮やきそば」の本拠地だ。焼きそば好きとしてはどうしても「富士宮やきそば」の秘密を現地で調査する必要があると考えた。

 ところが、いざ出発したものの、道路が大渋滞。自宅から環状8号線を南下、瀬田から東名高速に乗ろうとしたが、瀬田にたどり着くまでがノロノロ。やっと東名に入っても、既に首都高速からノロノロが延々と続いていた。

 それでも、一度入ったら、降りように降りられないのが高速である。東京料金所までがノロノロ、それを過ぎてもノロノロ。富士宮の手前の御殿場まで2時間以上との表示を見て完全に気力が萎えた。しかも、外は猛暑である。このままでは車内の冷房も効きが悪くなるのではないかと恐れた。生後5カ月の乳幼児と一緒だっただけになおさらだった。

 「横浜青葉」で降りた。出発してから2時間近く経っていた。土地鑑がない中を走り回ってたどり着いたのが「こどもの国」(横浜市青葉区奈良町)。多摩丘陵に広がる約100ヘクタールの雑木林をそのまま生かした自然の遊び場。現天皇・皇后が成婚時の御祝い金で1965年に開園したことを今回、初めて知った。

 それにしてもあのままドライブを強行していたら、どうなっていたことか。考えただけでもぞっとする。途中断念はいい判断だった。こういう日はおとなしく、じっとしているのが賢明だ。翌19日は終日自宅待機に徹した。地元で行われた「よさこい祭り」に出掛けた家人が出店のお土産を買ってきた。「富士宮やきそば」だった。

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