虎渓山PA@中央道

 彦根を出発して名神に乗って走り出すと雨が降り出した。2時間ほど走って小牧ジャンクションの手前あたりから急に雨脚がひどくなってきた。中央道に入るとワイパーを最高速に上げても拭き切れないほどの激しさで、休憩も兼ねて虎渓山PA上り線で休憩した。愛知県かなと思ったら、岐阜県多治見市虎渓山町3ー104だった。


 最近のPA食堂の充実ぶりはすさまじいが、この虎渓山も例外ではなかった。食堂の壁を見上げると、たくさんの「おすすめメニュー」が貼ってあった。「ソースカツ丼」「あぶり親子丼」「しらす釜揚げ丼」「混ぜうどん」「うながっぱ丼」など。この地方の名物料理の「ソースカツ丼」を食べた。これがうまいのだ。


 「うながっぱ丼」は命名が絶妙だ。名産の「うなぎ」と地元伝説の「かっぱ」を合成したものだ。20時で閉めた店のおばさんに聞くと、「うながっぱ丼」は多治見が3年前の夏(2007年8月16日)に日本の最高気温40.9度を記録したことがきっかけで生まれたメニューだという。うなぎの美味しさとしば漬けの酸味のハーモニーが楽しめるらしい。後で調べると、「うながっぱ」は多治見市のマスコット・キャラクターだった。

 虎渓山PAでゆっくりしたあとの東京へ一直線。立ち寄ったのは諏訪湖SA(長野県諏訪市)→石川PA(東京都八王子市)くらい。とにかく全線雨で、しかも夜間だからSAもPAも大体の食堂はクローズで、興味が湧かない。距離を稼ぐには夜の走行が一番だが、見物や楽しみは昼に限る。うまくいかないものだ。

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