ばら園@神代植物公園

 台風(14号)一過で午後になって少し陽が差したので、散歩がてら東京都立神代植物公園(東京都調布市深大寺元町5-31-10)までドライブした。時間が遅く、空も再び曇ってきたが、今が見ごろのだりあ園とばら園、それに大温室を散歩した。

 ばら園の規模は恐らく、都下でも有数だろう。とても名前を覚えられない様々な品種のばらが大輪の花を咲かせ、甘酸っぱい香りを放っていた。国際ばらコンクール花壇には名前のまだ付いていない多くの新品種が植えられていた。よくもまあ、こんなにたくさんの品種があるものだ。恐らく、今現在も増え続けているのだろう。

 神代(じんだい)植物公園のすぐそばにあるのが「深大寺」(じんだいじ)。「神代」と「深大寺」とどう違うのか。何とも紛らわしい。このブログタイトルもメール投稿した時点では「深大植物公園」だった。しかし、よく見たら「神代植物公園」だった。これまでは深く考えたこともなかったが、こうして来てみると気になって仕方ない。

 深大寺と深大寺そばは有名だ。深大寺は天平5年(733)創建の天台宗(859年に法相宗から改宗)の寺院。関東では浅草の浅草寺に次ぐ古刹らしい。深大寺周辺は江戸時代から深大寺村と呼ばれていたが、明治22年に近隣の佐須村と柴崎村などと合併した。

 「深大寺村」となってもおかしくなかったが、一部に反対があって、結局「神代村」とすることで妥協が成立。昭和36年(1961)年に開園した都立として唯一の植物公園も「神代」の名称が引き継がれたという。よくありそうな話だが、理解するのに時間がかかった。


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