『知的余生の方法』

書名:『知的余生の方法』
著者:渡部昇一(上智大学名誉教授=英語学専攻)
出版社:新潮社(新潮新書、2010年11月20日発行)

 

渡部昇一氏と言えば、名著『知的生活の方法』で一世を風靡した英語学者だ。文化人類学者・梅棹忠夫氏の『知的生産の技術』とともに、知的生活を実践しようと考えた者にとってバイブル的存在だった。自分も30年以上も前の青年の時代に読んだが、内容は丸っきり覚えていない。単に「知的生活」にあこがれていただけだったのかもしれない。

本書はその渡部氏が『知的生活の方法』を世に送り出して34年後の今、その成果に基づいて、「知的余生」をどう送るべきかを改めて世に問う人生の極意書だ。

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