ジョン・レノン没後30年写真展

 英国のシンガーソングライターで、ロックバンド「ザ・ビートルズ」のメンバーだったジョン・レノン(1940年10月9日-1980年12月8日)が亡くなって30年を記念する篠山紀信氏撮影の写真展が開かれていたので会場のアウディフォーラム東京(渋谷区神宮前)に出掛けた。

 1980年に発売され全米・全英で1位になったアルバム「ダブルファンタジー」のジャケット写真を頼まれた同氏がオノ・ヨーコ夫人や息子ショーンさんを写した32点とヨーコ夫人のアート作品「WISH TREE」が展示されていた。「KISHIN SHINOYAMA PHOTO EXHIBITIONジョン・レノン、オノ・ヨーコとともに・・・愛のファンタジー」

 篠山氏に注文された2人がキスしている写真はこれまでに何度か見た記憶がある。30年前に同氏がジャケット用に撮った夫婦の写真や30年後に同じ場所(ニューヨーク・セントラルパーク)で撮ったオノ・ヨーコ氏の写真が同じ空間に同居していた。

 8日のNHKニュースウオッチ9を見ていて、この日が没後30年の命日だったことを知ったぐらいだから、熱心なファンではない。しかし、1962年10月にレコードデビュー(ラブ・ミー・ドゥ)し、1970年4月に解散したビートルズは私にとっても14-21歳の青春真っただ中。たっぷりその楽曲に染まった。懐かしくないはずがない。

 社会人になる前の1973年10月から半年間、初めて海外に出た。英国に5カ月住んだのち、1カ月かけてヨーロッパ大陸をギリシャまで鉄道旅行、そこから空路でエジプト、レバノン、イラン、インドと旅を続けた。翌年3月末に帰国したときに両手に抱えていたのが発売されたばかりのビートルズのベスト・アルバムだった。

 『赤盤』(1962-66年)と『青盤』(1967-1970年)。どちらも2枚組のレコードで、割れると困るのでロンドンで買ってからずっと抱えて一緒に旅行した。今も本箱の上の段ボール箱に眠っている。ただ、聴きたくてもプレーヤーがない。

 『赤盤』『青盤』は1993年にCD化され、さらに今年10月には最新デジタル技術を駆使したリマスター盤が発売されたらしい。これに先立つ昨年9月、オリジナル・アルバムのリマスター盤が発売され、ニュースになったことを覚えている。リマスター盤の音はさぞ良いだろうが、レコードに付いた手垢までは再現できまい。

①会場のアウディフォーラム東京(ショールームだが、まるで氷山)

 
②表参道のイルミネーション


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