『バーレスク』

作品名:BURLESQUE(バーレスク)、2010年アメリカ映画
監督:スティーブン・アンティン
主演:クリスティーナ・アギレラ

 バーレスクは「真面目な劇を滑稽化した茶番劇。おどけ芝居。また、ストリップショーを含むボードビル」(広辞苑)。故郷のアイオワから歌手になる夢を追いかけてロサンゼルスにやってきた女性アリ(クリスティーナ・アギレラ)のサクセスストーリー。話の筋はいたって平凡だが、歌とダンスは非凡だ。

 人気歌手クリスティーナ・アギレラの映画初出演作品。とにかく彼女の歌唱力はすばらしい。アリが働くクラブの経営者テス役に扮する共演のシェールも2曲披露するが、米ショービジネス界の大御所としての貫禄十分だ。歌とダンスをたっぷり楽しめるミュージカル映画だ。

 自慢じゃないが、初めてTSUTAYAの会員になった。映画は映画館で見るものだと固く信じていたので、レンタルを見るのは生まれて初めて。もちろん、大画面で見るに越したことはないが、見逃すことだってあるし、忙しくて映画館に足を運べない人にとって自宅観賞は次善・三善だろう。

 バーレスクはキャバレーやドリームガールズ、シカゴの系譜につながるエンターテインメント作品。パリのクラブでショ―をみたときもそのすばらしさに感激したが、日本にバーレスクのようなクラブはあるのだろうか。あるかもしれないが、知らないだけなのかもしれない。

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