東京農大講演会

海野一幸氏(右端)

大学時代に世田谷区桜丘に住んでいたことがあって、近くの東京農業大学周辺を歩いたこともあったが、構内に足を踏み入れる機会はなく、それから40年近く経ったのに、いまでも何か機会を逃したような気分が消えない。

それで新聞の告知で「東京農大創立120周年記念HOME COMING DAY講演会」の開催を知ったので、卒業生でもないのについ出掛ける気になった。学長挨拶と2つの講演で1時間というのはあまりにも短いのは承知の上だったが、結果はその通りだった。もっとたっぷり聞きたかった。

講演① 『東日本大震災からの農業の復興の方向と農大の役割-相馬での実践から―』(大学院農学研究科委員長 門間敏幸)氏
講演②『ピンチはチャンス』(ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ代表取締役社長 海野一幸氏)

ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの運営するサッカーチームがヴァンフォーレ甲府。海野氏は10年前、当時多額の累積債務を抱え3年連続最下位で「消滅寸前、解散やむなし」と言われていたヴァンフォーレ甲府の社長を任され立て直しに奔走。ピッチ看板や担架にまでスポンサーを獲得したほか、地域に愛されるチーム作りに徹し、経営難脱却を実現した「サッカー界のカルロス・ゴーン」らしい。

25連敗と観客数619人は今も破られていないというダメチームが昨年、J1に復帰し、今年も下位ながらJ1で試合をしている。平均観客動員数も第25節までで1万2050人とJ118チーム中15位。人口が圧倒的に多い福岡(9809人)より多いのは立派だ。

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