志賀高原トレッキング

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大学時代の友人グループに仲間に入れてもらって志賀高原(長野県)をトレッキングした。志賀高原には2度スキーにきたことがあるが、随分昔のこと。季節も冬で、辺りは真っ白。雪があるのとそうでないのとは風景が全く違う。高原一帯は徹底的に開発・整備されていた。

白樺と池が丸で一幅の絵のようだ

バス車中から発哺方面を眺める

 

前夜までかなり強い雨が残っていたものの、朝までには晴れるとの天気予想を信じて予定決行。長野までは長野新幹線。長野から湯田中までは長野電鉄。湯田中からトレッキング起点の硯川(ほたる温泉)までは長野交通のバスだった。昨夜来の雨も朝早い時点ですっかり上がり、青い空が広がった。紅葉が見ごろのピークで、気温も上昇。風もなく、絶好の山日和となった。

前川スキー場ゲレンデから眺めた笠ヶ岳(2076m)

バス停のすぐ目の前にある前川スキー場のゲレンデを歩きながら、斜面を携帯カメラで写す。しかし、良いことばかりではなかった。前川湿原、渋池を歩き、登り高低差300mの志賀山(2035m)に登ったが、山頂で携帯電話を失くしたことに気付いた。300mとはいえ、ごつごつした岩道を戻ることの辛さと帰りのバスの時間もあって、携帯探索を断念した結果、この写真が同携帯から当ブログに投稿する最後の写真になった。よく分からない写真だが、記念に残すことにした。

志賀山には1時間ほどで到達した。距離的にはそれほどでもなかったが、昨夜来の雨で道がぬかるんでおり、整備された道とはいえ結構歩きにくかった。ごつごつした岩があちこちに突き出ており、それを避けながら登り上がるのは、日頃特に足腰の訓練をしていない軟弱都会人にはきつい。

裏志賀山からの風景はあきない

それでも、それまでの辛さは登り切ったときの達成感で埋め合わせられる。志賀山自体は眺望が良くなかったものの、その後ろに控える裏志賀山(2040m)からの眺望は良く、眼下の大沼池が神秘的な水をたたえていた。

四十八池の遊歩道が続く

裏志賀山から降りたら四十八池。そこに木のテーブルとベンチが置いてあり、昼食を摂った。朝握った大きなおにぎりを2つ食べる。シャケと梅干。山歩きの食べ物はおにぎりに限る。本当にポカポカ陽気で、もう動きたくなくなるほどの暖かさ。昼寝をすれば、最高だろう。1時間近く休憩してしまった。

ナナカマドと熊よけ鈴

熊よけ鈴のアップ

のどかな林道

絵のような景色

 

池畔に佇む

湿原には向かわず、大沼池を目指す。山道を降りていく感じだ。正直、もう登りたくはない。クマザサが生い茂り、ナナカマドが赤い実を付ける林道を1時間ほど歩くと大沼池。レストハウスがあった。早速熊よけ鈴を買った。できることなら遭遇したくない。それにしても沼はエメラルドグリーンの水をたたえ、静かにたたずんでいた。

ガスが周囲を覆い隠す

大沼池から林道を歩くこと1時間超で舗装道路に出た。午後4時を回ったマジックアワーだ。夕闇がやってこようとしている。大沼池入口(清水口)からバスで山を降り始めると、にわかにガスが出てきた。昼間にガスがかかったら何も見えない。よく晴れ渡り、無風で暖かい今日のような日はそんなにあるものではない。

信州そばで打ち上げ

 

湯田中から今度は各駅停車で長野駅に戻る。駅前のそば亭「油や」のそばでこの日のトレッキングを打ち上げた。歩程4.5時間、距離11km。個人的には1週間分を1日で歩いた勘定だ。

 

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