とろける「ブリオッシュ」

 銀行に用があって昼休みに外に出た。みゆき通りを歩いていくと、銀座の目抜き通りである中央通りに出る。少し風はあったものの、日向は暖かい春の日差しにポカポカ陽気だった。それに誘われたせいか、中央通りの往来はものすごく多い。これほどの多さは久しぶりではないか。中国人観光客の姿も多少戻ってきている。

 松坂屋銀座店の店頭に人だかりがしていたので覗くと、「ブリオッシュ」を売っていた。実は知らなかった。調べると、フランスの菓子パンの一種らしい。「ケーキのようにとろけだす」とのキャッチコピーにつられて買ってしまった。2個入り380円也。

 ブリオッシュ(Brioche)は普通のフランスパンと違って、水の代わりに牛乳を加え、バターと卵を多く使った口当たりの軽い発酵パン。売っていたのはヴィクトワールのブリオッシュ。色んなところが作っているようだ。お皿に乗せ、レンジでラップなし20秒。できたての”ふわふわ”を食べるととろけるおいしさとうたい文句にはある。そこで家に帰ってそうした。

お皿にポンツ!→レンジでチンッ!→できあがり

 こんなものは出会いだと思ったが、びっくりするほどうまくもなかった。振り込み詐欺やらステルス広告とか、とにかく最近の宣伝は巧妙だ。好奇心を満たすのもお金がかかります。

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