都知事立候補予定者共同会見

立候補予定者4人

 

石原慎太郎前知事(80)退任に伴う東京都知事選挙(12月16日投開票)に立候補を予定している4氏が28日、東京・内幸町の日本記者クラブで共同記者会見を開いた。29日に立候補を届け出るのは作家で前副知事の猪瀬直樹氏(66)、前日弁連会長の宇都宮健児氏(65)、元自民党総務会長の笹川尭(たかし)氏(77)、前神奈川県知事の松沢成文(しげふみ)氏(54)など10人前後が予想されている。

■猪瀬氏
・石原都政13年7カ月の後半5年5カ月を支えた。その前に小泉純一郎政権で道路改革を5年やった。「変人」と呼ばれる2人に合計10年5カ月仕えた。私も相当に「変人」なのかもしれない。しかし、「変人」というのはぶれないということだ。

・やったのは財政再建。都庁に入ったときの金庫は空っぽだったが、今は8590億円。職員の削減や給与カットなど厳しいリストラを行った。基本的に縦割りの行政に横串を刺して仕事をしていく。

・東京も地方公共団体。地方の団体だ。国が地方を支配している構図になっている。国の基準にないものを作っていくのが東京の役割だ。日本はUnited Ministries of Japanだ。

■宇都宮氏
・多重債務問題に30年間取り組んできた弁護士。貧困問題も手掛けてきた。日弁連会長も務めた。

・石原都政が切り捨ててきた福祉を都民に取り戻したい。人に優しい東京を作りたい。東京は東京電力福島原子力発電所の発電された電力の最大の消費地であり、都は東電の筆頭株主でもあるので福島には責任がある。脱原発を東京から始めたい。

■笹川氏
・役人は使うべきで、使い切れないことを他人のせいにしてはならない。

・石原都政は及第点。しかし、新銀行東京はだめだ。

■松沢氏
・日本を変える新しいビジネスモデルを作る。キーワードは「民力を都政に活かす」。肥大化した都庁を大改革し、新銀行東京は清算する。

・石原氏はカリスマ性、存在感があり、国政に対する影響力も大きかったのは良いが、国政に目が向き過ぎて都政の細かい改革はほとんどできなかったのは悪い点だ。

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