『ドライヴ』

寡黙でクールな男を演じるライアン・ゴズリング

 

作品名:『ドライヴ』
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン
主演:ライアン・ゴズリング(男優)、キャリー・マリガン(女優)
第64回カンヌ国際映画祭監督賞受賞(2011年アメリカ映画)

 

定期券を持たないノマドワーカーは外出するに当たっては周到に準備しなければならない。それなりの交通費をかけて出掛ける以上、費用対効果を考えるからだ。交通費についてそれほど深く考えたこともなかった会社員時代に比べると、えらい違いである。しかし、これが普通の感覚だろう。

取材で市ヶ谷に行った。そこで「ついで」を考えた。何か面白いことはないか。ひと駅歩けば飯田橋。飯田橋には名画座のギンレイホールがある。今でも思い付いたように見逃した作品を見る映画館だ。年間パスポートを買って、定期的に観賞していた時期もあった。それを思い出した。もう3カ月も見ていない。

上映時間の関係で「裏切りのサーカス」(2011年英仏独合作、TINKER TAILOR SOLDIER SPY)は後半1時間しか見られなかった。冷戦時代のスパイ物で、ゾクゾクしたが、「ドライヴ」は見応えがあった。

主人公の正業は車の修理工。昼間は映画のカ―スタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手という2つの副業を持つドライバー。口の端に楊枝をくわえ、黄金のサソリを刺繍したボマージャケット(米空軍戦闘機乗りの着る皮製ジャケット。ボンバージャケット、フライトジャケットとも言う)を着てロサンゼルスの街を車で疾駆する。

とにかく寡黙。同じアパートに住む隣人の人妻アイリーンと出会って、刑務所帰りの夫とその息子を命がけで守る。主人公は寡黙だが、要所要所で効果的な音楽が流れる。静と動が絡み合った不思議な世界を醸し出すクライム・サスペンスだった。

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