『エネルギー大変革』

アメリカ発の「シェール革命」が世界のエネルギー地図を変える

 

天然ガス価格が4分の1の3ドルに

 

中国には米以上のシェールガスが分布

 

市場間でガス価格に大きな格差(米国3ドル、欧州10ドル、アジア18ドル)

 

ロシアは天然ガスの75%をパイプライン網で欧州に輸出

 

ロシアが狙う新たな売り込み先は日本

 

国境を越えた電力相互融通システムがあって初めてドイツの脱原発は可能に

 

日本の脱原発政策とは無関係に近隣には100基以上の原発が林立

 

相互接続力が細く再生可能エネルギー使えない日本の現状

 

ガスパイプライ網も分断されている

 

期待される海上風力発電

 

日本周辺にも眠るメタンハイドレード、今月から世界初の採掘実験へ

 

再生可能エネルギーは0.6%

 

寺島実郎、小山堅、蓮見雄の各氏

 

番組名:NHKクローズアップ現代「エネルギー大変革~岐路に立つ日本の資源戦略~」
放送日:2013年1月7日(月)
出演者:寺島実郎(日本総研理事長)、小山堅(日本エネルギー経済研究所常務理事)、蓮見雄(立正大学教授)

シェール革命の現状をリポートした力作だ。さわりを動画で見られることに加えて、フルテキストが公開されているのも有り難い。歳を取ってくると、やはり活字で確認しないと十分理解できないからだ。

エネルギーの救世主とは呼ばれるシェール革命。3年ほど前、シェール層の岩盤を粉砕してガスや石油を取り出す技術が米国で確立された結果、枯渇が懸念された石油・ガス事情が一変した。世界を揺るがす新型資源の登場はエネルギーの姿そのものを変えた。これこそ革命だ。

革命が起こったのはまだ米国だけだが、シェール層からガス・石油を取り出すには技術のほかに、大量の水も必要とするからだ。世界のエネルギー供給に大きな影響を及ぼすのは必至だ。とにかく変化が速く、付いて行くのが難しい。そんなエネルギー最前線を描いた見応えのある作品だった。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください