つるし飾り

おびただしい吊し雛(京王プラザホテル)

とにかくその数の多さにびっくりした(京王プラザホテル)

 

自分でも珍しく新宿の京王ホテルのロビーに足を踏み入れたら、こんな光景に出くわした。3月のひな祭りに合わせて、その飾り付けを展示するイベントだという。題して「ホテルで楽しむひなまつり~百種の犬筥 幾千のつるし飾り~」。

犬筥(いぬばこ=犬が伏した置物)は気づかなかったが、つるし飾りにはその数にまずびっくりした。中央道の恵那峡SAで一度、縁起物のお守り「さるぼぼ」(猿の赤ちゃん=災いが去る=猿)を見たことがあったが、そんな昔ながらの形に加えて、実にさまざまなつるし飾りがぶら下がっていた。作家による本絹古布を使用した4700体が飾られているという。同ホテルではこの季節の恒例になっているらしい。

つるし飾りは伝統工芸の一種。「雛祭りの際に、糸の先に布製の人形などを吊して雛人形とともに飾る」(ウィキペディア)。また「福岡県柳川市のさげもん、静岡県東伊豆町稲取地区の雛のつるし飾り、山形県酒田市の傘福を称して日本3大手芸」とか。知らないことのほうが多い。それにしても目が楽しい。

 

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