「被害者」と「加害者」の認識に乖離

カテゴリー: 会見メモ, 政治/外交/国際/軍事

2013/05/15  23:38


帰国会見する申駐日韓国大使

帰国会見する申駐日韓国大使

 

テーマ:申珏秀(シン・ガクス)駐日韓国大使会見
日本記者クラブ@2013年5月15日

●申大使は2年の任期を終え、近く帰国する。帰国に当たって日本記者クラブで記者会見した。

●歴史認識については「誠意と信頼」の精神で取り組むべき問題だ。韓日両国の歴史教育についても古代史からではなく、現代史から学ぶべきではないか。

●(東日本大震災の被災地視察で安倍晋三首相が12日、航空自衛隊松島基地で試乗した航空自衛隊機の機体番号が「731」だったことから、韓国メディアが細菌兵器の人体実験を行った旧日本軍731部隊を連想させる「挑発だ」と問題視していることについて) いじめは韓国でも重要な問題だ。加害者は何とも思っていないが、被害者は一生,、心に後遺症を持つ。被害者と加害者との間に乖離が存在する。「731」を被害者がどう受け止めているかを考えてもらいたい。「気配り」は日本人の長所だと思っている。

15日のソウル発時事通信報道によると、防衛省幹部は「731」について「全くの偶然だ。報道されていると聞いて(初めて)気づいた」とし、菅義偉官房長官も15日の会見で、「あえてそんなことをするはずがない」と述べたが、やはりこれは「加害者的発想」だろう。

最初に報道した韓国メディアは14日付の夕刊紙・文化日報。どうやらニュースソースは米国のオンラインニュースメディア「ネルソン・リポート」。政治記者クリス・ネルソン氏のコネクションで得たインサイダー情報で、「(731という数字が浮き彫りになった)安倍首相のこの写真は、ドイツ首相がふざけてナチス親衛隊の制服を着て登場するようなレベル」と報道。それをネタに他の韓国紙も追随報道に走った。

時事電によれば、聯合ニュースは「今回の問題を最初に取り上げ、韓国紙も引用したネルソン・リポートは、日本側の説明を聞いて誤解が解けたとして、訂正文を出した」という。韓国紙はどう反応するか興味深いが、恐らくネルソン・リポートのような訂正はないだろう。

韓国紙のレベルの低さは大いに問題だ。菅官房長官の説明に嘘、偽りはないと思う。しかし、韓国側が飛びつくようなネタを日本側が与える迂闊さ、無神経さも同様に問題にしなければフェアではないのではないか。

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