『動乱のインテリジェンス』

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書名:『動乱のインテリジェンス』
著者:佐藤優/手嶋龍一
出版社:新潮新書(2012年11月1日発行)

インテリジェンスの世界では今や代表格の論者2人の対談。報道レベルを数段超えたインテリジェンスをふんだんに盛り込んだ高カロリー対談だ。

日本の現状は誰が考えても平穏ではないが、さりとて、直面している危機の深刻度はなかなかわかりにくいのが実態だ。危機は危機としっかり実感できなければ手も打てない。平和ぼけした国民の感度が鈍いのは仕方ない。

しかし、その国民に警鐘を鳴らす役割を担うはずの報道も認識が甘いとなると問題だ。今やインテリジェンスをわきまえていなければ、世界を理解できないし、的確な対応もとれない。知らないことは楽だが、怖いことでもある。

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