甲斐銘菓「くろ玉」

食べる前に、まず鑑賞

食べる前に、まず鑑賞

 

菓子通の知人から「山梨に行ったら、『くろ玉』をぜひ食べなさい」と言われた。「くろ玉」というくらいだから、黒色をしていると思ったが、韮崎市の澤田屋で買ったら、想像した通り、見た目のインパクトはかなりのものだった。

 

澤田屋の店頭

澤田屋(韮崎市)の店頭

 

中央道の釈迦堂PAで最初に見つけた。甲府を通り過ぎ、韮崎ICで高速を下りた。韮崎市を走っていたときに、澤田屋があった。すぐ食べようとバラで買った。「くろ玉」はてっきり韮崎市の菓子屋だと思っていたら、どうやら実際に作っているのは別の澤田屋(甲府市向町)のようだ。韮崎の澤田屋は検索しても出てこない。

 

くろ玉の中はこんな感じ(白玉はごるふまん)

くろ玉の中はこんな感じ(白玉はごるふまん)

 

自宅に戻って「くろ玉」を切ってみた。こんな感じだ。上質のえんどう豆を丹念に丸いあんこ玉にし、上から香り高い黒糖をかけた和菓子だ。1911年(明治44)創業の澤田屋が1929年(昭和4)に発売した。

山梨の定番土産は「信玄餅」と相場が決まっているが、この「くろ玉」もなかなか捨てがたい甲斐銘菓だ。

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