庭仕事
新緑が目にまぶしい。そう他人事のように言うだけで終わらないのが自分の家の新緑と草対策だ。ゴールデンウィークには田舎の家の草引きに疲れ果てたが、本拠である東京の家も手入れを待っていた。
待っていても誰も手入れをしてくれない。裏庭担当は自分だ。生け垣のサザンカも大きく伸びた。蔦も絡まっている。リンゴの枝もぴょんぴょん上に伸びている。
厄介なのが山椒の木だ。剪定したが、とげが多くて後片付けが大変だ。軍手をしていても、とげが指を刺す。しかし、この山椒の実がぴりっとした、なかなかの小気味いい香辛料になるのだ。不思議な植物である。
春と秋。1年に2度ほどしか手入れしないが、それでもすぐにその季節がやってくるように思える。猫の額くらいの庭でも、きちんと手入れをするのは意外と厄介だ。
午前11時ごろから午後1時半ごろまで2時間半にわたって庭仕事に没頭した。終わってシャワーを浴びてそうめんを食べると、やっと人心地が付いた。肉体労働をこなした身体は休息を要求する。