SANYO有名ブランドセール

ずらっと行列が続いていた

科学技術館までずらっと行列が続く

 

三陽商会が取り扱うブランドの紳士服、婦人服、子供服などをセール価格で販売するバーゲンに出掛けた。お目当ては三陽商会がライセンス生産しているバーバリー・ブランド。

バーバリーのセールに行くのは2005年2月26日以来9年ぶりだ。会場は同じ科学技術館(千代田区北の丸公園)。10時開場の10分前に着いたら、長い列が続いていた。

開場してからはそんなに待たずに中に入れたが、科学技術館の前に集まっていた少年・青年の数を圧倒的に上回るセールに群がる中高年層の行列を不思議そうに見る若者たちの視線が気になった。

大きな袋を抱えてめぼしい商品をゲットする姿は丸で鷹

大きな袋を抱えてめぼしい商品をゲットする姿は丸で鷹

 

日本では三陽商会と言えばバーバリー、バーバリーと言えば、三陽商会だった。両者の関係は1965年に三陽が輸入販売を開始して以来約半世紀。それが三陽商会の企画・販売する「バーバリーロンドン」は2015年春夏シーズンを最後に事業を終了。

派生ブランドの「バーバリー・ブルーレーベル」、「バーバリー・ブラックレーベル」も2015年秋冬シーズン以降、バーバリーのブランド名を外した「ブラックレーベル」「ブルーレーベル」として、英国のバーバリー本社と3年の契約でライセンス契約を結ぶ。

「バーバリー」を冠するブランドは2015年7月以降、英バーバリー本社の直営店のみとなる。高級化路線を志向するバーバリー本社が日本での大衆化路線を嫌ったための三陽との契約解消だとみられている。

バーバリーが日本でこれほどまでに存在感を高めた背景には三陽の努力が大きいはずだが、バーバリー本社にとってはそれ以上にブランドイメージの下落のほうが重要だったということかもしれない。

ブランド好きの日本人にとって、商品に「ホースマーク」が付いているからこそ買うんであって、それがなくなったらショックは大きい。バーバリー本社は2016年度から、日本における直営店を14店から37店程度に増やす計画らしいが、当然価格は相当引き上げられる見通し。少なくても、高校生でもちょっと背伸びをしたら買える価格ではなくなりそうだ。

この日のセールに大勢押し掛けたのは、来年以降はそんなに気軽に買えなくなることを見越して、「買い出動」したせいかもしれない。ブランドをそんなに絶対視するつもりはないが、ブランド品のモノが良いことは紛れもない事実。バーバリーは好きだ。

今回、春夏物や秋物のジャケット、冬物のコートを買った。これが最後の買い物だという気持ちがそうさせたのかもしれない。

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