河口湖ミューズ館(与勇輝館)
河口湖ミューズ館(与勇輝館)を訪問した。山梨県南鶴郡富士河口湖町小立。久保田一竹美術館で一緒のものを買ったが、湖の反対側だった。人形作品の常設館だった。
「人形に使う布はほとんどが木綿です。純粋な木綿の深いシワ、ヒダなどは化学繊維では出ません。日頃、骨董市や古着屋などで見つけた布や、人からもらった布などは仕事場の棚や押し入れ、納戸などを占領している」
「画家の絵の具と同じように、使っても使わなくてもそうしておくと、僕も落ち着くんです。布地からイメージをふくらませていくこともあるし、たまたま古着屋で見つけた布が以前から頭の中にインプットしておいたイメージの人形にあったときなどは本当に嬉しい」(小学館『勇輝の肖像』)
「私が人形を作るのはたいてい深夜です。雑念を払い、神経を集中され己と興に乗せ一気に仕事をするよう心がけています」という。