ラムボール

 

これが噂のラムボールだ!!

これが噂のラムボールだ!!

 

これが噂の「ラムボール」だ。横浜は元町の「喜久家洋菓子舗」のラムボール。家人が横浜に”出張”。家人の友人が買ってきてくれた。

横浜のディープな話題を提供するガイドブック『横浜本』(枻出版社)のランキングによると、喜久家のラムボールは浜っ子御用達・使える手土産ナンバーワンだとか。

 

これがレーズンとナッツをラム酒に絡めた噂のスポンジ生地

これがレーズンとナッツをラム酒に絡めた噂のスポンジ生地

 

舌触り滑らかなしっとりしたスポンジ生地、優しくとろけるスイートなチョコレート、そしてひときわ芳しいラムレーズンの香り。それらが混然一体となって醸し出す濃厚な味わいと、満足感たっぷりの食べ応え。これぞラムボールのスイートだ。

元町ショッピングストリートの一角に店舗を構える「喜久家洋菓子舗」。創業は1924年(大正13)だ。本場ヨーロッパに伝統菓子の味を守り続ける横浜屈指の老舗洋菓子店だ。

同社HPによると、喜久家の創業者・石橋豊吉氏は、もともと日本郵船ヨーロッパ航路のベーカリー・料理人。欧州各国のレシピを持ち帰り、喫茶室を併設したベーカリー兼洋菓子店を元町に開店。当時、ヨーロッパのお菓子やパンを製造販売する店は珍しかったため、居留地だった元町周辺に住む外国人も多く訪れたという。

そんなある日、山手に住む西洋夫人がレシピを持ち込み、本場の味を知る石橋氏に「本国の味のお菓子を作ってほしい」と依頼。こうして作ったお菓子の味が評判となり、喜久家には各国のレシピが次々と持ち込まれるようになったという。

その数あるレシピの中から誕生し、創業当初から門外不出で受け継がれてきたのが「喜久家のラムボール」なのだという。

「ラムボールの原型がどこの国のお菓子なのかは不明ですが、日本では当店が発祥と聞いています。当初は大きな天板型のバットで焼いた生地にチョコレートをかけ、四角にカットして売っていたそうです。その後、昭和10年代に現在の球形になり、丸い形が愛らしくて食べやすいと、ますます人気が広まって現在に至っている」と言うのはベテラン店長・杉崎順子氏。喜久家に勤めて30年。昔からの常連さんにもお馴染みのベテラン店長だ。

直径は5センチ弱、手に乗せるとずっしり重いビッグサイズ。詳しい作り方やレシピは企業秘密だが、ラム酒に1カ月ほど漬け込んだレーズンやナッツ類をスポンジ生地に混ぜ込み、2~3日寝かせて発酵させるのがポイントらしい。その間に、レーズンに染み込んだラム酒が生地に馴染んで、香り高いしっとり滑らかな生地に仕上がっていくという。

 

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