「脱・下請け」のすすめ
第21回おおた区工業フェアでUHT株式会社の松本芙未晃社長が「脱・下請け」のすすめと題して、町の金型屋がどのようにして約40年間にわたって世界の小型エアーツール製造のリーディングカンパニーとして歩んできたかについて話をした。同社の軌跡を1冊の本にしたのが機会だ。
UHTは、ユニーク(unique)な発想と誠意(honest)をもって独自技術(technology)の開発に挑戦していくという経営方針を社名にした。価値創造で次代を拓くのが経営方針だ。
正直言って、この会社を知らなかった。グラインダーとは、円形の砥石を回転させることによって、金属やガラスなど物の表面を滑らかに研削するための工具。
空圧工具としてのグラインダーは、砥石の回転運動に圧縮した空気を利用する。塗装やサビを落とすことができるものから、精密研磨や彫刻、仕上げ作業に適したペンシルタイプのような小型なものまであるほか、砥石以外の研磨材を使用できるものなど、用途によってさまざまなタイプのグラインダーがある。
このエアーグラインダーの技術で高い評価を得たのち、小型エアーツール製造のリーディングカンパニーとして歩んできた。平成4年(1992)に社名をそれまでのウシオ株式会社からUHT株式会社(愛知県愛知郡東郷町)に変更した。
会社設立は昭和42年5月、資本金は3億540万円。従業員数は118名だ。
講演録を見たが、よく分からない。よってカットした。内容は分からなかったものの、どうしたらメーカーになれるか、何から手を打ったらいいんだということを突き詰めていく情熱はよく分かった。