炙りみたらし
1858年(安政5年)に大阪難波の浪芳橋のたもとで生まれた「浪芳庵」(なみよしあん)。お菓子づくり一筋150余年。匠の技や経験をお客様の笑顔のために焼き続ける。
大阪のおいしい、おもてなし「炙りみたらし」を生まれて初めて食べた。とろっととした甘さの極意を味わった。大阪に住む2男ファミリーが連休に来たときのお土産がこれだった。
明治年間というだけで老舗を思い浮かべたが、江戸時代となると、もう想像もつかない。安政だと大獄があった。その当時の浪芳橋が今日もあるのだろうか。確かめていないので分からない。会長は井上源造、社長は6代目井上文孝氏。
「炙りみたらし」はみたらし団子の看板。「お餅を直火であぶり、『利尻産の昆布だし』と『湯浅産のたまり醤油』を煮詰めたタレで仕上げました。香ばしさのなかに甘さが光ります」。