位牌行方不明

 

新しい位牌はこんなに小さい

 

実はこの位牌を作ったのは2015年6月半ばすぎ。過去帳入りをお願いし、完成した位牌を持ってお寺に行った。しかし、不具合があって再度、仏具屋に修整を依頼したまま、時間がなくて東京に戻った。後事は仏具屋に頼んだ。

本来なら15年7月1日からこの家に入ることになっていた人が土壇場でキャンセルした。東京に持って行くつもりだった位牌は当面、不必要になり、お寺さんにお願いした過去帳も急ぐ必要がなくなった。

それまで大急ぎで作らせたものが突然不要不急になった。急がなくなったら、いい加減なものである。こちらからも催促しなくなった。結局、ほおっておいて1年半。そろそろ2年になる。

ところが、時間はおかしなものである。また、この位牌が必要になったのだ。

5月のGW明けに家を見せてほしいと現れた。不動産を連れて、おまけにコーディネーターと名乗る人まで連れて。契約期間は4年間。その4年間もそろそろ終わりに近づこうとしている矢先だ。

「どうしようか」と考えている。生活のメドは何とか付きそうになってきた。もう貸すのはやめようかなと思い始めていた。明日にでも不動産屋に行こうと考えていた。それがまた、「借りたい」という人が現れた。それも2年前と同じ時期に。こんなことってあるのだろうか。

いずれにしても、行方不明の位牌(霊位)を探すのが先決だ。この所在が分からないとどうにもならない。

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