清明堂のよもぎ餅/小西の黒豆パン
丹波・篠山市に行くと必ず寄るのが清明堂。二階町にある老舗和菓子屋だ。わらび餅はなかったが、よもぎ餅とさくら餅を買った。
昔、母があぜのよもぎを摘んできてよく作ってくれた。濃厚なよもぎの味がしっかりしていた。さくら餅は葉っぱの塩漬けが絶妙だ。このしょっぱさが餡の甘さを引き立てる。
どちらも1個130。小振りなさくら餅とよもぎ餅を1個ずついただいた。至極の味でした。
何の変哲も無い黒パン。小西のパン。生地の中に練り込まれておらず、パンの後ろや横にもびっしり付いている感じ。シンプルながら、黒豆の存在感が抜群で、柔らかくなるまでしっかり煮込まれているのがよく分かる。
黒豆に特化した商品。つまり商品は黒豆パンのみ。「これだけ」です。見事だ。
小西のパンは初代、小西記一郎が明治26年(1893)、淡路島・由良(現洲本市)で商いを始め、明治42年(1909)、陸軍歩兵第70連隊創設に伴い陸軍御用達として篠山の地に転居致し、現在に至っているという。