ベネズエラを揺るがしてきたフェイクニュース
世界を揺るがせているフェイクニュース(偽ニュース)。何が本当なのか誰も分からない。裏付けもなく「これが真実だ」と言い張り、証拠も挙げない。だからそれが本当に真実なのかも検証するすべがない。真理はヤミのままだ。
それを世界最大の権力者である米大統領がやるのだから、驚きである。びっくりする。ツイッターは反論を許さない。だから言ったきりで、それがウソの場合、ウソの事実がずっと垂れ流しになる。
2017年1月30日に「”フェイク・ニュース”の脅威」と題したNHK BS1 「キャッチ!世界のトップニュース」がその実態を暴いた。それによると、2016年の米大統領選挙において、「ローマ法王がトランプ氏を支持」「クリントン氏がイスラム過激派組織に武器を売却」といったフェイクニュースが拡散し、選挙戦を妨害したと報じられた。
また、フェイクニュースが事実を装う手口も巧妙で、アメリカの大手メディアの中には、偽の情報をうのみにして報道し、その後、謝罪する事態も起きている。『フェイク・ニュースはどのように作られ、広がっていくのか?』