試写会『ペンタゴン・ペーパーズ』

 

メリル・ストリープとトム・ハンクス(パンフレットから)

 

作品名:ペンタゴン・ペーパーズ(最高機密文書)原題『The Post』
監督:スティーヴン・スピルバーグ監督
キャサリン(ケイ)・グラハム メリル・ストリープ
ベン・ブラッドリー トム・ハンクス
2017年アメリカ映画/上映時間1時間56分
試写会@スペースFS汐留 3月30日から一般公開

 

スピルスバーグ監督は映画業界で最も成功している影響力の強いフィルムメーカーの1人。史上最高の累計興行収入を誇る監督であり、これまでに「ジョーンズ」、「E.T」、「インディ・ジョーンズ」シリーズ、「ジュラシック・パーク」といった大作を手掛けてきた。数々の賞を受賞しており、アカデミー賞には3度輝いている。

ベトナム戦争を分析・記録した米国防総省の最高機密文書。通称ペンタゴン・ペーパーズの存在を暴露したワシントン・ポストの2人のジャーナリストの実話を映画化した社会派ドラマ。

「1971年3月、ニューヨーク・タイムズの記者であるニール・シーハンは、7000ページにわたって政府の不都合な事実が記された最高機密文書を特別に入手した。それは1967年に当時の米国防長官であるロバート・マクナマラの指示で作成された文書だった。

のちに「ペンタゴン・ペーパーズ」として世界中に知られることになった同文書により、知られざる事実が明るみになったのだ。

そこにはトルーマン、アイゼンハワー、ケネディー、ジョンソンの4政権にわたって隠蔽されてきたベトナム戦争における米の軍事行動について何度も国民に虚偽の報告をし、政府が平和的解決を追求していると発表されていた時でさえ、軍とCIAは極秘に軍事行動を拡大していた。

ペンタゴン・ペーパーズには暗殺、ジュネーブ条約違反、不正選挙、米連邦議会に対する嘘といった闇の歴史の証拠が記されていたのだ。

文書に関するスクープは、ベトナム戦争に召集された多くの兵士が常に生死に関わる危険にさらされている時に暴露されたこともあり、特に衝撃的なニュースとなった。米国は1975年にベトナム戦争から撤退したが、最終的に5万8220人の米兵が死亡し、100万人以上の命が犠牲となる直接の原因となった。ペンタゴン・ペーパーズにより、多くの死者を出す原因となった政府の嘘が暴かれたのだ」(UPIメディア)

 

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