新宿・百人町の梅

 

百人町には梅が咲いていた

 

東京山手メディカルセンター(旧社会保険中央総合病院)に通い出して3年半になる。潰瘍性大腸炎で入院し、大腸を全摘したためだが、退院後も腸の調子が思わしくなく、通院が長引いている。今は3カ月に一度だが、その日が来ると憂鬱になる。

そうこうしているうちに、今度は糖尿病を発症した。16年8月に練馬区の健康診断で指摘された。自宅近くの医院を何軒かはしごし、軽度の心筋梗塞を発症したほか、その前は不整脈に悩まされた。

この日は糖尿病の糖尿病診察日。16年11月21日はHbA1c(へモグロビン・エーワンシー)は8.8だった。ヘモグロビンは赤血球内のタンパク質の一種で、全身の細胞に酸素を送る働きをしている。血液中のブドウ糖(グルコース)がヘモゴロビンとくっつくと糖化ヘモグロビンになる。

血糖値が高いほど、ヘモグロビンと結合したブドウ糖の量が多くなる。いったん糖化したヘモグロビンは赤血球の寿命(120日)が尽きるまで基には戻らない。

私のHbA1cは8.1(16.12.26)、 7.5(17.2.13)、 7.0(17.5.22)、 6.9(17.8.28)まで順調に低下したが、17年11月27日に7.1に反発、今年2月26日には何と7.6に悪化した。

正直言って、自分が情けなくなった。薬を服薬しなければならない時期に来ている。自分に一体何ができるのだろう。

そんなことを思いながら百人町を大久保駅まで歩いた。紅梅が綺麗に咲いている家があった。最近は持ち家でも自宅面積が30坪もなく、庭もない家が増えている。植えたくても植えられる木がなくなった。

 

わが家の梅

 

梅を植えるためにはある程度の広さが必要だ。私の家はまだ恵まれている。紅梅が満開だ。紅梅を愛でながら、病気と付き合うことにするか。

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