完熟トマト
丹波の田舎から完熟トマトが送られてきた。義兄・次姉夫婦が作っているもので、故義祖父のやり方を踏襲している。
会うといつも「うまいよ」と言っていた。特製の肥料を見せてくれたことがある。それを使っているようだ。姉によると、天気の関係で今年は結構難しかったといい、粒もそんなに大きくないという。
都会のスーパーではほとんど味のしない「完熟トマト」ばかりだ。こんなトマトが売られているのは不思議に思えてならない。
味の素の商品情報サイト「アミノ酸大百科」によると、トマトは太陽の光をたっぷり浴びて赤く熟していく間に、糖分とアミノ酸が増えていく。おいしさも増していく。アミノ酸はいろんな味を持っており、アミノ酸の組み合わせで味が変わるようだ。
アミノ酸は甘味、苦味、酸味・うま味を持っている。
甘味:グリシン、アラニン、スレオニン、セリン、グルタミン
苦味:プロリン、トリプトファン、イソロイシン、ロイシン、システイン、リジン、
フェニルアラニン、アルギニン、メチオニン、ヒスチジン
うま味・酸味:グルタミン酸、アスパラギン酸、アスパラギン
グルタミン酸対アスパラギン酸=4対1 これが最もトマトらしい味だという。