リニア見学センター
予定がなかなか立たなくて延び延びになっていた紅葉見物に27日(火)出掛けた。晴れ渡り、絶好のドライブ日和だったが、出掛けでつまずいた。
自宅を10時に出発し、関越自動車道に入ったものの、薬を持ってくるのを忘れていた。今や薬は私の生命を左右するほどの存在だ。やむなく最初の所沢ICで下り、川越街道を通って自宅に戻った。11時になっていた。
せっかく決めたのでのんびり行くことにした。最初に行ったのは山梨県立リニア見学センター。たまたまHPを見たら11月は走行試験をやっている。実際に見れると思って期待もしていた。
ところが、出がけ前の朝8時33分頃、茨城県南部を震源とするマグニチュード5.0の地震が発生し、茨城県、群馬県、栃木県、埼玉県で最大震度4を観測した。東京都練馬区は震度2だが、3はあったと思う。走行試験にもこの影響が出たかと思ったが、スタッフは「それはない」と否定。
「どきどきリニア館」(2014年開館)ではこの日の実験について「13時50分から14時40分ごろの間走行試験が行われる」。いつもより時間が大幅に短縮された。
時間調整のため、センターの近くの「道の駅」で昼食をとり、時間を見計らってセンターに戻った。しかし、館内に設置されたディスプレイで1時間遅れで「走行開始しました」とアナウンスがあって、屋外見学テラスに出たものの、肝心のリニアはすぐさま速度を落とし、停車。動かなくなった。
我慢して待っていた米国定住者の子どもや外国人カップルも、普通の観光客もみんながっかり。帰路に着く人が目立った。一方で、観光バスで新規の客も続々やってくる。すっかり観光スポットになっているようだ。
問題は今日だ。どうなっているのか。「普段の山梨県の『まもなく』というのはこんなことないですよ。珍しいです」とスタッフも弁解しきりだった。
残念だが、9年後にリニアに乗って大阪に行きたい。80歳になる。郷里に日帰りできる日が来るのかもしれない。
走行実験の様子を「新幹線なるほど発見デー」のサイトで共有させてもらうことにした。