脊柱管狭窄症手術

カテゴリー: 体調/体力/運動/病気

2019/04/15  21:14


 

アセリオ静注液(点滴)は辛い

 

昼食です

 

脊柱管狭窄症で10日に牧田総合病院(東京都大田区)に入院した。12日に手術し、今日で術後3日目だ。腰は身体の中心だ。腰が使えないとなると、何もできない。辛いし、苦しい。

手術は2014年9月の潰瘍性大腸炎に続いて2度目。前回は9~10月と翌年1~2月にも入院したから正確に言うと3度目である。

 

正常な脊柱管と狭窄症の脊柱管(『お尻から脚が痛い』財団法人日本法制学会)

 

脊髄神経の入っている「脊柱管狭窄症」は辛い病気だ。加齢現象により脊椎が変形した結果、神経の通り道である脊柱管が狭くなり、中を通る神経が圧迫されて痛みを生じる疾患だ。腰部の神経は脚の知覚を支配しているので、腰のみならず、お尻から脚が非常に痛くなる。いわゆる座骨神経痛を生じる。

しばらく歩くと脚が痛くなって歩けなくなり、休むとまた歩けるようになる「間欠跛行」(かんけつはこう)という症状が特徴だ。

特に命に関わる病気ではないものの、日常生活には大きな障害になる。「疾病」というよりも「傷害」と呼ぶべきものだ。痛みは本人しか分からないし、歩くのが苦痛になる。これは意外と辛い。

自宅から最寄駅まで歩くと17分だが、もう5年ほど歩いていなかった。自転車に乗ると姿勢が前屈みになり楽だ。いつも自転車だが、傘をささなければならない雨の日は困った。

治療は鎮痛剤やブロック療法が主体となるが、症状が改善しない場合は手術になる。外来で硬膜外ブロック注射も打ったが、しばらくは効いた。しかし腰の重さは変わらなかった。

①最初の診察は2019年1月22日。東京山手メディカルセンターで撮ったレントゲンとMRIのデータは診断書を付けて送ってあった。「あなたの痛みは腰痛ではない。神経が圧迫されているためだ。60代は自然治癒するが、70代はしない。緩慢に悪化する。筋力トレーニングは体力強化には役立つが、神経とは無関係」と診察された。硬膜外ブロック注射。

2月19日=硬膜外ブロック注射は一定の効果があった。手術をするかどうかは「手術をしたいと思うほど痛いか」どうかだ。2度目の硬膜外注射。

2月26日=治ったというのは間欠跛行がなくなること。しびれは個人差があるから何とも言えない。軽い人は術後ステップを踏んで帰るが、全員がそうとは言えない。手術を決意。

3月1日=手術を決め大森本院に検査入院。脊髄造影検査と神経根ブロック注射を打った。脊髄造影検査は脊髄腔(せきずいくう)に、細い針で腰から神経組織を包む硬膜の中に造影剤を注入しレントゲン写真を撮り、脊髄神経の圧迫状態を調べる。入院しないとできない検査で、何で痛いかが検査できる。原因を特定できる。

造影検査は痛くもなく平気だったが、辛かったのは同時に行われた、座骨神経痛などの痛みを引き起こしている原因の神経根に、局所麻酔薬と少量のステロイドを打つブロック注射。ブロック注射は神経根に直接針を打つので一時的に脚に電気が走るような痛みを感じる。正直、これが一番痛かった。やめてほしいとつい叫んでしまった。

この注射により、下肢神経痛の緩和(治療)と痛みの原因部位の診断が得られるという。また、痛みの軽減程度から手術による除痛効果もある程度予測できるといわれる。

3月18日=蒲田分院診察。首のMRIを撮ったほか、入院後必要なコルセットの採寸を行った。コルセットは骨盤を固定する上で必須の装具だ。

4月10日=入院。12日手術。まな板の上の鯉である。当初、手術は8月を考えていたが、先生から「どうせするなら早いほうがいいのではないか」と言われ、連休前に前倒しした。手術を行い術後8日目で退院した。これまで痛くなかった右足首が少し痛むほかは痛みもしびれも解消した。

手術後、先生から聞いた話によると、長年の間に神経の入っている脊柱管に歯垢のような軟骨のカスがたまって神経を圧迫していたという。椎間板ヘルニアの場合は脱出した軟骨(髄核)が自然に消失して治癒することもあるが、狭窄症の場合、一度発症すると自然には治りにくい。

 

同上

 

それをずっと放置しておくと、今度は神経が最終的にバカになる。ふっくらとした円筒形の神経ではなく、キシメン状態になる。痛みも本人以外に分からない。座骨神経痛は悪化すると本当に痛い。他人に説明できない。

気になるのは神経が健康かどうか。健康ならば、患者は良くなる。しかし、「狭窄を長い間そのままにしておくと、脊髄がつぶれたままになる。手術をして、圧迫しているものを取り除いても、元に戻らない。痛みも取れない」(福井康之・石原信雄共著『お尻から脚が痛い』元気に歩けるようになる!)

「だから、神経が健康なうちに手術をしなければならないのです」(同)。手術は選択肢の一つだが、あくまでも最終手段。痛みを取るのが目的だ。最初は保存的な治療が重要だ。

いずれにしても脊柱管狭窄症は死ぬほどの病気ではないものの、生活には大きな障害だ。どの病院に行ってもこれに関する説明がほとんどない。どういう風にすればいいのか途方に暮れた。

そこに現れたのが福井医師だった。説明は明快で納得できた。正確な診断と分かりやすい説明も良かった。この説明が重要だ。なぜどの医師もしっかり説明しないのだろうか。患者は脊柱管について何も知らない。情報はたくさんあるものの、肝心のことは何も分からない。

恐怖感ばかりが増大して不安である。不安は不安を呼ぶ。そもそも高齢になって脊柱管が痛みだすなんてことは想像もしていなかった。発症して初めて驚愕した。

今日も駅まで歩いた。痛みは感じなかった。右足の痛みも大分薄れてきた。いずれ解消すると思う。歩けることの喜びを感じている。

 

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