アレルギー性鼻炎
過去1カ月ほどずっと鼻水が出ていた。一時はあまりにひどくティッシュを手放せないほどだった。やむなく家人が花粉症用に持っていたステロイド系のセレスタミン配合剤を2回服用したが、飲むと鼻炎がピタリと止まった。アレルギーだ。
ただ私は既往症や持病を幾つも持ち、たくさんの薬を飲んでいる。どんな薬でも飲むと危険なことは知っている。薬を飲むことには注意している。
市販薬を飲むことで収まると思ったが、薬の飲み合わせを考えて仕方なく耳鼻咽喉科に行った。実は昨日も2軒行ったのだが、水曜は休診日が多く一軒は案の上休みだった。もう一軒は混雑緩和のため受付を規制しており、「本日の受付は終了しました」の紙が貼られていた。
平日の昼間だから空いているだろうと思いきやそんなことは全くない。老人が多い。私も立派な老人だが、こんなに患者が多いとは思わなかった。
鼻を見て、喉を見て、鼻の中にファイバースコピー(電子内視鏡装置)を突っ込んで、「アレルギーのようだな」で診察は終了。そのまま出口に向かおうとしたら、看護師に「吸引があります」と呼び止められた。それがこの機械だ。鼻と喉の吸引を3分間ずつ行った。
検査料は600点(6000円)+キシロカインゼリー2%を3ml2点=602点(6020円)。検査は医院が勝手に実施し、あとは内容の詳しい説明もせずに代金が請求される。東京都国民健康保険高齢受給者証で2割負担だとはいえ、8割は都の負担。
保険受給者の負担として跳ね返ってくるのだから、もう少ししっかりコストを考えて治療してほしいものだ。保険はすばらしいが、治療内容について何の説明もないのはおかしい。
薬も高い。内服用として2種類調剤してくれた。ほかに外用薬(噴霧用)として点鼻液も調剤してくれた。いずれも14日分である。2割負担で被保険者は1340円の負担で済んだが、国は製薬会社に6680円を支払わなければならない。
正直言って高いか高くないかは分からない。しかし、すぐ治りそうな病気だと7日分を出せばいいのではないか。眼科でもそうだった。過剰診察、過剰請求である。構造上の問題だ。
4月に脊柱管狭窄症の手術を受けた。とにかくどの病院も検査、検査。特に手術になると、検査結果しか信じるものはない。しかも、医師は自分の実施した検査しか信用しない。他の病院で同じような検査を実施していてもそれを使おうとはしない。当然、費用はかさむ。個人の負担も重い。国の負担はさらに膨らむことになる。
今日6日(木)は全国的に晴れて気温が上がり、先月27日以来、島根県津和野町では35.0度と10日ぶりに猛暑日地点が出現。さらに東京都心や名古屋でも32.3度の真夏日に、全国の真夏日地点も10日ぶりに200地点を超えた。とにかく蒸し暑かった。
身体をほぐすため14年ぶりに「極楽湯」和光店(埼玉県和光市)に行った。黒湯がこの店の自慢だが、14年前は「黒湯」と言っていなかったように思う。
それにしても、平日にもかかわらず極楽湯和光店も人が多かった。とても人口減少時代とは思われない。東京はまだ人口が増えているらしい。生産年齢人口が減っているのかもしれない。
老人だけではない。若い人も少なくない。それとも休日に変化が出ているのだろうか。よく分からない。川崎市多摩区でスクールバスを待っていた私立カリタス小の児童ら19人の殺傷事件など理解不能な事件も多発している。何とも痛ましい。